台湾華語

(文法編 第10回)副詞の基本【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】副詞はとりあえず前から

要約:最後まで読むと、この画像の内容が理解できます。

前回の記事「(文法編 第9回)状態を表す形容詞 PART2【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】何かあるとすぐ消える「很」…。」では形容詞を学びました。

今回は形容詞や、動詞を修飾することができる「副詞」を学んでいきます。

想定している学習者

中国語入門者向けの記事は次のような学習者を想定しています。

  • 英語勉強はしている(中学英語はおそらく覚えている)
  • 中国語で知っているのは「謝謝」と食べ物くらい(小籠包、魯肉飯、火鍋)
  • 大人になったけど新しく中国語を覚えたい!(私はアラサー)

副詞は名詞以外を修飾する

冒頭に簡単に説明をしましたが副詞は形容詞や動詞などを修飾します。

そもそも副詞とは

もう少しわかりやすく、副詞の役割を言い換えると「名詞以外を修飾する」という役割があります。

副詞の一つに「すごく」という言葉があります。「すごく」を例に副詞が修飾できる品詞を実際に見てみましょう。

日本人の私は冷たいタピオカミルクティーを飲む

ここでいう「日本人」や「私」や「タピオカミルクティー」は名詞のことですので、名詞は「すごく」という副詞で修飾できません。(試しにつけてみると謎の表現になります)

画像にワンポイントを乗っけていますが、「日本人の私」の「日本人の」は「私」を修飾していますがあくまで「日本人+私」です。
「日本人」は名詞ですので今回は修飾ができません。

副詞が修飾できるのは、それ以外の品詞「飲む(動詞)」「冷たい(形容詞)」ということになります。

「すごく飲む」とか「すごく冷たい」ってよく言いますね。

「程度を表す副詞」は日本語風

副詞には多くの種類が存在します。

先ほど例として使った「すごく」は専門用語で「程度を表す副詞」と言いますが、この言葉は覚える必要はありません。

念のためにもう少し噛み砕くと、程度を表す副詞は「どんな?」と聞きたくなるようなモノに対して使えます。

実はすでに学んでいる「很(hěn)」も程度を表す副詞の一つです。

「很(hěn)」は形容詞の前に置くのでしたね。実はすでに学んでいる通り、副詞は基本的に修飾する言葉の前に置いてあげます。

「とても○○○」とか「すごく○○○」のように日本語と同じ語順ですので感覚は掴みやすいですね。

今回の新しい漢字

副詞はボキャブラリーですので細かくは追求しませんが、今回は例として3つの漢字を学びます。

漢字 ピンイン 意味 備考・音声
zhēn (副詞)すごく、とても、本当に 実際に体験をしたことがある人がいう「すごく暑かった!」みたいな感覚ですね。
非常 Fēicháng (副詞)極めて 漢字の通り「非常に」とか「極めて」という感じで限度に迫っているくらいの表現ですね。
太〜了 Tài〜le (副詞)〜すぎる 今回唯一の注意点で「太」「了」の間に修飾する語句が入ります。
了(le)には色々な意味があるのですが今回はこういうものだと考えるくらいで問題ありません。

瞬間中国語作文

日本語訳をみて、すぐに中国語訳をできるか力試しにご利用ください。

次の文章の「▶︎」をクリックすると中国語訳(繁体字)を表示します。

腕時計は極めて美しい

手錶非常美(Shǒubiǎo fēicháng měi)

本当に熱いタピオカミルクティー

真熱的珍珠奶茶(Zhēn rè de zhēnzhū nǎichá)

緑茶はあっさりしすぎている

綠茶太清淡了(Lǜchá tài qīngdànle)

まとめ

今回は次の内容を中心に執筆を行いました。

  • 副詞は名詞以外を修飾する
  • 副詞は種類が多く、今回学んでいるのは程度を表す副詞
  • 副詞は基本的に前から修飾する

その他の副詞については、必要に応じて学んでいきますので、今回は「程度を表す副詞」を学ぶことができれば問題ありません。

続きは「(文法編 第11回)アスペクト入門 – 完了(le) PART1【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習 】中国語には過去や未来がない。」をご確認ください。(2020/04/27公開)


当ブログの最新の投稿に関する情報は「Twitter@majinalife」で行っております。

Instagramではブログにアップしている写真を中心に投稿をしているので、こちらからも確認ができます。Instagram@majinalife