私は圧倒的なデジタル人間です。勉強もデジタルでいかに効率よくできるか考えています。
中国語学習を始めてすぐに思ったことがあります。
私は普段、メモはMicrosoft社の「OneNote」やMacやiPhoneでも利用可のな「メモ」で記録をします。
今回は私のデジタル環境(iPhone,iPad,Mac)で中国語(台湾華語)を入力できるための環境設定をご紹介します。
中国語学習に「中国語入力」は欠かせない
デジタルを活用している学習者にとって、言語学習をするためにデジタル環境を整えるのが必須です。
しかし、日本とも違う漢字をどう入力するのか…。設定は意外と簡単でした。
iPhone,iPadの設定
iPhoneとiPadの設定方法は同じですので、iPhoneを基準のこれ以降は説明を行います。
iPhoneの「設定」から「一般」→「キーボード」→「キーボード」の順にタップすると、現在のiPhoneやiPadに設定されているキーボードが表示されます。
ここで「新しいキーボードを追加…」をタップします。
追加するキーボードは「繁体中国語」をタップします。
※初めて追加するときは画面、下の方にあります。
追加可能なキーボードが10個くらい表示されます。
- 手書き
- 拼音 – QWERTY
上記の2つを選択します。(手書きについては記事、下の方で使い方を説明します)
キーボードを追加すると画面のように「繁体中国語 – 拼音」と「繁体中国語 – 手書き」が表示されます。(そのほかのキーボードは人によって違うと思います)
※私は同じような手順で「簡体字」の方も追加をしておきました。
キーボードを追加した後は、メモなどのアプリからキーボード入力を行うことが可能です。絵文字や英語に切り替える時と同じように「地球儀マーク」で「繁體拼音」を選択します。
※「繁体」を中国語で「繁體」というそうです。
試しにxiexieと入力してみると、ちゃんと「謝謝」が入力できます!
Macの設定
Macも設定は基本的に同じです。
「システム環境設定」から「キーボード」をクリックします。
「キーボード」画面の「入力ソース」タブを選び、「+」をクリックします。
入力可能な一覧が表示されるので、「繁体中国語」を選択し、右の画面では「拼音 – 繁体字」をクリックします。その後「追加」を押してください。
入力ソースに「拼音 – 繁体字」が追加されますね。
ちなみに、繁体字のキーボード設定では、これらの設定は無効にしておきます
- 「予測入力を表示」を無効
- 「タイプミスを修正」を無効
- 「拼音あいまい入力を修正」を無効
正しく自分の力で入力できることが重要だと考えているので。
それでは、実際に入力をしてみましょう!
キーボード入力時には「Control + Space」を押すと、
画面上に言語の選択が出てきます。
Controlキーを押しながらSpaceキーを押すたびに選択ができるので、ここで「拼音 – 繁体字」を選んだ状態でControlキーを離します。
あとは、xiexieと入力してみれば謝謝が入力可能です。
ピンイン自体を入力するには?
結論として、iPhoneは長押し、Macは追加設定が必要です。
次から詳しくみていきます。
iPhone,iPadの設定
iPhoneはキーボードで繁体字を有効にすれば、入力時に長押しをするとピンインが入力可能です。
画面はaを長押しした状態です。
特に難しいことはないですね。問題はMacです…。追加設定が必要なうえに、入力するためには覚えることがあります。
Macの設定
やっかいなことにキーボードを追加する必要があり、入力も複雑です
まず、繁体字をキーボード追加したときと同様に、キーボードの追加画面から「英語」→「ABC拡張」を選択して「追加」します。
その後、メモなどで入力を行うのですが次のように行います。
1.Control + Spaseで「ABC – 拡張」を選択します。
2.入力したい声調に合わせて次のように入力をします
- 第一声(ā): Option + a を押したあとに母音
- 第二声(á): Option + e を押したあとに母音
- 第三声(ǎ): Option + v を押したあとに母音
- 第四声(à): Option + を押したあとに母音
āの入力をもう少し分解して説明をすると、「Option + a」を押すと「¯」と表示されるので、そのあとに「a」を入力するイメージです。
少し面倒ですね…。
スマートフォンで手軽に「手書き」や「音声入力」
ここまではキーボード入力を案内してきましたが、スマホならではの「手書き」や「音声入力」を試していきます。
iPhone,iPadの音声入力を有効にする
音声入力は、「一般」→「キーボード」の中から「音声入力言語」を選択します。
「音声入力言語」画面で、「北京語 – 台湾」を選択します。(私は試しに中国本土も追加してみました)
ちなみに、今回の記事を上から順に行っていれば問題ないと思いますが、「北京語」が表示されていない場合は「キーボードの追加」が正しく行えていません。
音声入力の方法ですが、キーボードで繁体字を選択後に、右下の音声マークをクリックすると音声認識が始まります。
iPhone,iPadの手書き入力を有効にする
最初のキーボード追加時に設定した「繁体中国語 手書き」ですが、やっとここで意味を見出します。
文字入力画面で、「繁體手寫」を選択します。
手寫は「手書き」という意味らしいです。
指で書くので少し難しいのですが、謝謝をこれで入力することができました!
中国語は読めない漢字も非常に多いので、困ったら手書きで入力すればGoogle検索したりすればどうにかなりそうです1
活用例
書籍で見つけたピンインを入力
学習中に「覚えておきたい!」という単語が見つかったときは、MacやiPhoneを使ってメモを行うことが可能です。
特に私のように簡体字の中国語勉強本で、基礎知識を身につけようとしている身としてはピンインから繁体字を探し出すためには必須の機能です。
発音の確認に音声入力
第一声や第二声など、果たして正しく発音できているのか。その確認には音声入力が有効です。
2020年4月12日に公開の「ほぼゼロから台湾で使える中国語を「独学」で勉強するための方法を考える(何から?書籍は?)」では、中国語学習は発音が重要ということを知りました。
iPhoneの音声入力で正しく発音ができているということなので、非常に有効な方法だと思います。
まとめ
今回は次の内容を中心に記事の執筆を行いました。
- iPhone、iPad、Macで中国語キーボードを追加する方法
- iPhoneで中国語の手書き入力をする方法
- iPhoneで中国語の音声入力をする方法
- 学習への活用方法
これで、最低限のスタートができると思います。次回からは中国語の文法や漢字について触れていきたいと思います。
すでに公開している文法記事の総まとめは「【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】まとめのまとめ」をご確認ください。
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