台湾華語

(発音編 第1回)ピンインの基本【音声読み上げ機能付き!イメージで中国語(台湾華語)学習】中国には母音と子音に加えて”声調”というものが存在する

中国語発音第1回-声調のスライドです。

ピンインとは漢字の発音のしかたを表す文字です。英語を勉強する時でいう発音記号のようなものでしょうか。今回は中国語の発音を学ぶために必要な、ピンインの基本について学んでいきます。

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ピンインを学ぶための最低限の知識

中国語を学ぶと次のような表現を見ることがあります。

日本語:タピオカミルクティー

中国語:珍珠奶茶(zhēnzhū nǎichá):

アルファベットの上に線が入っていたりするのですが、何をピンインと呼ぶのか、まずは「ピンイン」という言葉の定義について確認を行います。

ピンインは漢字の音をアルファベットと声調で表す

ピンインは次の3つの要素で構成されています。

  1. 子音
  2. 母音
  3. 声調

「子音」と「母音」は一般的に日本人でも知っているとおり音を表すことばですね。これらをアルファベットで表現を行います。例えば珍珠奶茶(zhēnzhū nǎichá)は謎の記号を除いて全てアルファベットですね。(zhenzhu naicha)

「ē」とか「ǎ」の上についている謎の記号を「声調」と呼びます。

声調は中国語の特徴ともいえるべき存在です。詳しくは記事の後半で確認をしていきます。

中国語の漢字1つにつき1つの音とピンインを持つ

日本の漢字では1つの漢字にも「音読み」「訓読み」と分かれていますが、中国語の漢字は、一つの漢字に基本的に一つだけの音がしかありません。

そして、その漢字の音を表すのがピンインということになります。

例えば珍珠奶茶の「珍」のピンインは「zhēn」です。

中国語の漢字の「声調」とは?

中国語は声調が特徴と学びましたが、果たしてどのようなものでしょうか。音声を含めて学んでみましょう。

声調とは音の高低を表す

中国語の漢字の声調とは「音の高低」を表します。

例えば日本語で「あーあ…」と残念になるとき、若干音の高低が上下しますよね?

高低の違いを四声と言います。

中国語発音第1回-声調のスライド1枚目です。

  • 第一声は「波がさーっと引く」イメージ
  • 第二声は「ええっ↑?」と聞き返すイメージ
  • 第三声は「あーあ…」と残念なときに声が出るイメージ
  • 第四声は「カァー」とカラスが鳴くイメージ

一般的にこのように言われています。

また何も高低を表すマークがついていないものを「軽声」と言います。軽声は文字通り軽く発音をします。

感覚的なものでイメージがしづらいかもしれないので、もう少し別の角度から声調を確認してみます。

声調を図式で表す

感覚的なものではなく、もう少し具体的に表すと次の画像のようなイメージです。

中国語発音第1回-声調のスライド2枚目です。

普段、日本語で話しているイメージを「中音」とすると中国語は音の高低を使い分けています。

例えば第一声の「媽(Mā)」は、いつも話しているよりワントーン高く、その高さを続けて「まー」というイメージです。

このように表現ができますが、実際に音声を聴きながら確認してみましょう。

  • 第一声:媽(Mā):
  • 第二声:麻(Má):
  • 第三声:馬(Mǎ):
  • 第四声:罵(Mà):
  • 軽声:嘛(Ma):

違いは掴めたでしょうか。

ここまで読んでようやく「第四声は「カァー」とカラスが鳴くイメージ」と言うのも分かると思います。

まとめ

今回は次の内容を中心に記事の執筆を行いました。

  • ピンインは漢字の音を表す文字
  • ピンインはアルファベットと声調で表す
  • 声調は四声と軽声がある

次回以降は今回あまり取り上げられなかった「母音」や「子音」について詳しくみていこうと思います。


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