要約:最後まで読むと、この画像の内容が理解できます。
前回の記事「(文法編 第16回) 動作の進行【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】“在(zài)”と“着(zhe) ”の違いは?」では「まさにイマ」の表現を学びました。
今回は「在(zài)」の「場所」の表現について学んでいきます。
中国語入門者向けの記事は次のような学習者を想定しています。
- 英語勉強はしている(中学英語はおそらく覚えている)
- 中国語で知っているのは「謝謝」と食べ物くらい(小籠包、魯肉飯、火鍋)
- 大人になったけど新しく中国語を覚えたい!(私はアラサー)
- 前回までの記事を読んでいるか同等の学習を終えている
場所の表し方
「在(zài)」は「まさにイマ」という進行の表現意外に、場所に関しても表現ができます。
さらにその場所の表現は大きく2つに分けることができます。
表現方法1「〜にある」
「在(zài)」の場所を表す表現の1つ目は「動詞」で「〜にある」と言う表現です。
私在台湾
私は台湾にいる
「在」を動詞として使うと「〜にある・いる」と表現が可能です。
否定文は「不」で、日本でも「不在」といいますよね。
表現方法2「〜で」
「在(zài)」の場所を表す表現の2つ目は「前置詞」で「〜にある」と言う表現です。
これまで「前置詞」を学んでいませんでしたが、前置詞とは名詞の前に置くので前置詞をいいます。
名詞の前に前置詞を置くことで文のカタマリとなり、他の語句を修飾することができます。
私はタピオカミルクティーを飲む
我在台灣喝珍珠奶茶
+「在台灣:台湾で」(「台湾」+「〜で」)
「台湾で」は副詞となり「飲む」と言う動作を修飾します。
このように「在」には3つの意味がある…。
これまで「在(zài)」については3つの品詞を学んできました。
- 副詞:〜している途中
- 動詞:ある・いる
- 前置詞:〜で(場所を示す)
と思ってしまいますが、逆に進行を表す「在+動詞」は「動詞」という「状況(場所)」にいる=している途中だという、表現だったと思うと理解がしやすいと思います。
「在」の見分け方
「文章の直後に動詞が来れば進行系、地名がきたら場所、名詞などがきたら場所を示す」と表現ができますが、もう少し図に表現すると次のとおりです。
感覚と言えばそこまでですが、中国語は語順が重要であることを思い出します。
参考:(文法編 第5回)中国語の語順 SVO【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】中国語の語順は「何がどうする?何を?」
日本語は、文字に意味があるので場所を変えても伝わる文法です。
それに対して中国語は日本語と異なり、表現したい漢字の位置が変わると意味も変わってしまう「お弁当箱」のような文法です。
我在…
まで聞くと頭の中でお弁当箱の中には殆ど具材が入るイメージができます。
我在台湾
まで聞くとお弁当箱は全て具材が入るイメージができました。
我在台湾喝珍珠奶茶
しかし、お弁当箱に具材が全て具材が入ったと思ったら「在台湾」はおかずでした。
「我」という主食と「在台湾」というおかず、そしてメインディッシュに「喝」と「珍珠奶茶」が入ってお弁当の完成。というイメージです。
瞬間中国語作文
日本語訳をみて、すぐに中国語訳をできるか力試しにご利用ください。
次の文章の「▶︎」をクリックすると 中国語訳(繁体字)を表示します。
私は台湾にいる。
我在台灣(Wǒ zài táiwān)
SVOの形で表現が可能です。
私は台湾でタピオカミルクティーを飲む
我在台灣喝珍珠奶茶(Wǒ zài táiwān hē zhēnzhū nǎichá)
【応用】私は日本でタピオカミルクティーを飲まない
我在日本不喝珍珠奶茶(Wǒ zài rìběn bù hē zhēnzhū nǎichá)
今回の中で説明を行なっていませんでしたが、否定をするのは「飲まない」と言う部分です。そのため「不」は飲むの直前に置くことで表現が可能です。
まとめ
今回は次の内容を中心に執筆を行いました。
- 「在(zài)」の場所を表す表現の1つ目は「動詞」で「〜にある」と言う表現
- 「在(zài)」の場所を表す表現の2つ目は「前置詞」で「〜にある」と言う表現
- 文章の直後に動詞が来れば進行系、地名がきたら場所、名詞などがきたら場所を示す
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