要約:最後まで読むと、この画像の内容が理解できます。
前回の記事「中国には母音と子音に加えて”声調”というものが存在する【音声読み上げ機能付き!イメージで中国語(台湾華語)学習 発音編 第1回 – ピンインの基本】」では中国語特有の「声調」を学びました。
今回は中国語の発音の要素の一つ「母音」のうち「短母音」と言うものを学びます。
漢字横に表示されている「♪」ボタンをクリックすると音声が流れます。(音声を確認する場合マナーモードを解除してご利用ください)
記事内で確認できる音声は各端末のブラウザの持っている機械音声によるものです。
実際の発音と違いがあるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。
中国語の母音とは?
今回は母音を学ぶ初めての記事です。
まずは中国語にある母音について確認をしていきましょう。
母音の種類
中国語の母音は大きく3種類に分かれます。
- 単母音
- 複合母音
- 鼻母音
上記の母音の種類をそれぞれ合計すると「36個の母音」が存在します…。
数だけ聞くと多いです。それぞれの種類は簡単にいうと次のとおりです。
- 単母音は「あ・い・う」など一つの母音
- 複合母音は「あい」で一つの音になる母音
- 鼻母音は鼻からの息も操る母音
文字で書くとどうしても分かりづらいところですね。ですが、複合母音なんかは単母音がわかれば理解は容易です。
今回から少しづつ、音声付きで学んでいきますので「そういうものがあるんだー」くらいの気持ちで考えてもらえてば大丈夫です。
子音×母音×声調…とんでもない発音の種類
今回の母音に限りませんが、前回の記事「中国には母音と子音に加えて”声調”というものが存在する【音声読み上げ機能付き!イメージで中国語(台湾華語)学習 発音編 第1回 – ピンインの基本】」で、漢字は「子音」+「母音」+「声調」であると言うことを学びました。
つまり、36個の母音がさらに5種類の声調があるので、中国語の発音の難しさが容易に想像できます…。
さらには子音は21個あると言われています。日本語の音の数と比べるとその違いは歴然ですね…。
母音 – 短母音 (a, o, e, i)
母音の基本を押さえたところで、今回から数記事に渡って母音を学習していきます。特に短母音がわからないと、今後学ぶ「複合母音」や「鼻母音」が理解できないのでゆっくり学んでいきます。
母音は7種類あります。
今回学ぶ母音は次の4つです。
- a
- o
- e
- i
短母音 (a)
短母音の「a」は日本語の「あ」に近い
日本語の「あ」より口を大きく開けながら「あー」と発音するイメージです。
次のボタンを押して発音を確認してみましょう。
啊(a):
短母音(o)
短母音の「o」は日本語の「お」に近いです。
日本語の「お」より口を前に突き出すイメージでしょうか。
例えば「うおー!」と発音したときの「お」 とかですね。
次のボタンを押して発音を確認してみましょう。
喔(ō):
短母音(e)【注意】
今回の中で注意したいのは短母音の「e」です。
日本のローマ字では「え」と発音しますが、短母音の「e」は「(口をえの形をしながら喉の奥から)う」という発音をします。
文字だけで表すと全くよく分からないと思うので、実際の漢字と合わせて確認をしてみます。
次のボタンを押して発音を確認してみましょう。
鵝(é):
短母音(i)
短母音の「i」は日本語の「い」に近いです。
日本語の「い」より口を左右に開くイメージです。
次のボタンを押して発音を確認してみましょう。
衣(yī):
まとめ
今回は次の内容を中心に執筆を行いました。
- 中国語の母音は大きく「単母音」「複合母音」「鼻母音」の3つに分かれる
- 中国語の母音は全部で36個存在する
- 母音36種類がさらに声調5種類で分かれる
- 「e」は「(口をえの形をしながら喉の奥から)う」と発音する
発音ボタンのまとめ
今回登場した漢字の発音は次のとおりです。
啊(a):
喔(ō):
鵝(é)
衣(yī):
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