台湾華語

(文法編 第5回)中国語の語順 SVO【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】中国語の語順は「何がどうする?何を?」

要約:最後まで読むと、この画像の内容が理解できます。

前回の記事「(文法編 第4回)指示代詞【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】中国語でも「これ・あれ」を覚えると便利!」までは「是」を主に使って文章を作成してきました。

今回は、「是」は動詞であるということを改めて実感し「SVO」について学んでいきます。

SVOとか文法用語やめてよー

なんて思うかもしれませんが、SVOを理解すると文章の構造を圧倒的に把握しやすくなります。

難しい用語は極力使っていないので是非読んでいただいた感想をもらえると嬉しいです!

想定している学習者

中国語入門者向けの記事は次のような学習者を想定しています。

  • 英語勉強はしている(中学英語はおそらく覚えている)
  • 中国語で知っているのは「謝謝」と食べ物くらい(小籠包、魯肉飯、火鍋)
  • 大人になったけど新しく中国語を覚えたい!(私はアラサー)

中国語は「語順」が重要

今まで、語順に関する詳しい説明をなく文法を説明していきました。

中国語にとって「語順」は非常に重要ですので、これまで使ってきた「是」を例に中国語の文章をおさらいし、語順を詳しく見ていきます。

「是」を使った文のおさらい

これまでに「是」を使った文章について学んできました。

これまで「主語」とか「述語」という表現を、あまり使ってきませんでした。改めて語順を確認してみると次の形になっています。

我+是+日本人

→私は日本人です。

これらを文法用語で説明をすると「主語(S)+述語(V)+目的語(O)」という並びになっています。

今まで使ってきた「是」は「述語」にあたります。

上記の文章の形を試しに語順をバラバラにしてみましょう。

日本人+是+我

→日本人は私です(謎)

謎の文章になってしまいました…。

日本語には「てにをは」という「助詞」があるので、「日本人です。私は」と語順が逆でも意味が伝わります。

対して、中国語には「てにをは」が無いので、漢字の語順がとても重要なのです。

中国語の語順はSVO、だから動詞はVの位置に

それではこれまで使ってきた漢字「是」は「述語」の役割を果たしていました。

つまり、述語の部分に「動詞」を入れることで、様々な文章を作ることが可能です。

我喝奶茶:私はミルクティーを飲みます

そしてこれまでに勉強した「否定」や「疑問」や「代名詞」などを組み合わせることができます。

我喝不奶茶:私はミルクティーを飲みません

你喝奶茶?:あなたはミルクティーを飲みますか?

→喝:飲みます(はい)

→不喝:飲みません(いいえ)

疑問文も「是」の文章と考え方は同じです。

動詞の述語文の疑問文の答え方は、聞かれた述語で答えます。

あとは動詞の表現を覚えれば色々話せる気がしませんか?

今回の新しい漢字

今回は台湾では一般的な「ドリンクスタンド」にまつわる漢字を少しだけ覚えてみましょう。

漢字 ピンイン 意味 備考
qu (動詞)行く 直後に名詞を置くことで「〜に行く」と表現が可能です。
(動詞)飲む 直後に名詞を置くことで「〜を飲む」と表現が可能です。
yào (動詞)欲しい 直後に名詞を置くことで「〜が欲しい」と表現が可能です。
珍珠奶茶 zhēnzhū nǎichá (名詞)タピオカミルクティー
袋子 dàizi (名詞)袋

瞬間中国語作文

日本語訳をみて、すぐに中国語訳をできるか力試しにご利用ください。

先ほど確認した、ドリンクスタンドで使えそうな漢字を使って、文章を作成してみましょう。

次の文章の「▶︎」をクリックすると中国語訳(繁体字)を表示します。

私は50嵐に行きます。

我去50嵐(Wǒ qù 50 lán)
※50嵐(ウーシーラン)は台湾で有名なドリンクスタンドです。

私はタピオカミルクティーを飲みます

我喝珍珠奶茶(Wǒ hē zhēnzhū nǎichá)

私はタピオカミルクティーが欲しいです

我要珍珠奶茶(Wǒ yào zhēnzhū nǎichá)

袋が欲しいです。(タピオカミルクティーを入れる)

我要袋子(Wǒ yào dàizi)
台湾では袋が基本もらえません。袋が欲しいときは袋が欲しいといいましょう。

これまで「私は○○です」というような文章で短調でしたが、新たに動詞を覚えることで、作ることができる文章が格段に広がると思いませんか?

まとめ

今回は次の内容を中心に執筆を行いました。

  • 中国語は英語と同じく「語順」が重要
  • これまで学んだ我是日本人はSVO
  • SVOのVに動詞を入れることで色々な文章を作れる

中国語学習の「文法編」ということでボキャブラリーに関しては、どこかのタイミングで別の記事として書きます。

まずは、1回3分程度で読める記事で「基本文法」を学んでいきましょう」

続きは「(文法編 第6回)「的」の基本【3分で読める!イメージで中国語(台湾華語)学習】「〜的な?」中国語も日本と感覚が近い「的」の使い方」をご確認ください。(2020/04/20 公開)


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